最近ある本を読みまして、そのものの考え方や現状をより深く知ることができました。
その名も...
学校では学力が伸びない本当の理由(光文社新書、著者:林純次)
これをTwitterで見つけまして、もう帯の時点で面白いんすよ
教員の低レベル化、毒親の変異化、カリキュラムのカオス化
しかもこれの何がすごいって書いてる人が教員なんです
だから経験論だったり周りの教員からヘイトを買うような内容が教員じゃない人にわかりやすく事細かに書いてあるんです
学校をあまり好きだと思えない人として『コレは買うしかねぇ!!!』と思って買いました
読んでみたけど”学校が嫌いな人、得意じゃない人”はぜっっっっっったいに買ったほうがいい(ガチおすすめ)
ということで今回は読書感想文を書こうかなと思います
ネタバレはしません!なるべく(マジで色んな人に買ってほしいので)
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まず、教育現場の現時点での問題が山積みになっていて、その一つとして筆者は教員の採用や学校へ入学できる(要は受験に合格した)生徒の基準の低下を挙げています
いわゆる”なんちゃって”とかいうやつです
すっごくわかりやすいのは、部活動の推薦による合格です
その学校での学力のボーダーラインを超えていなくても、部活動の成績で『この生徒には期待の意味も込めてうちの学校に入れよう』と決めることで、部活動の成績は良くなっても学力は達していないため、その学校の学力(俗に言う”偏差値”)は自然と下がってくるわけです
だから学校としての偏差値の維持は難しくなっているのが現状
更にいうと部活動に集中すると、教員も教材に対する準備の時間が削られていくため生徒が分かりづらい内容のまま授業が進んでいきます
こうなることで学力は上がらないし、上げる機会もなくなるということになります
そしてもう一つの問題として教員の数が年々減少していることを挙げています
教員の数が減ると生徒に指導できる教科がもちろん減っていきます
コレを防ぐために学校は少しでもその教科の知識がある人をその教科担当にしていきます
しかしながら、その人はもともと別の教科を担当していて、さらに知識があってもほんの少し…
そうなると、もし生徒に「ここわからないので教えて下さい」と言われても説明ができないため「そういうものだから頑張って覚えて」としか言いようがなくなるのです
そうなるとやはり学校の偏差値は下がっていく一方になります
ということでこの本に書いてある筆者の意見を紹介しました
この他にも”学校の制度”だったり”保護者の学校の意義の移り変わり”などに触れています
上の3つの例は筆者の意見のごくごく一部です
少しでも気になったという人は是非買ってみてください
学校に対する考え方がガラリと変わってくるんじゃないかと思います
買わなくても検討していただければ幸いです
それでは